せっかく高級ボールペンを手に入れたのに、「なんか書き味が重い…?」と感じたことがある人は多いのではないかと思います。
そもそも油性ボールペンのインクは粘度が高いため、どうしても書き味が重くなりがちです。また海外ブランドの高級ボールペンにおいては軸の素材や造りに対してこだわりが感じられるものの、インクに対してはあまり力を入れていないように感じられます。
一方で日本の大手筆記具メーカーはインクに対してかなり力を入れており、インクの粘度を低くすることで書き味を軽くした「低粘度油性ボールペン」を各社発売しています。その代表的なものが三菱鉛筆の『ジェットストリーム』ですが、このジェットストリームには多くの高級ボールペンと互換性を持つ替芯(リフィル)が存在します。
この記事では、
- 高級ボールペンと互換性のある替芯の規格
- 高級ボールペンに使用できるジェットストリームの替芯
上記について紹介していきます。
高級ボールペンでよく見られる替芯の規格について
高級ボールペンでよく採用されている替芯の規格は以下の2つです。
- G2規格リフィル(パーカータイプリフィル)
- 4C規格リフィル
必ずしも上記2つの規格が使われているわけではありませんが、多くのブランドでこの2種類が採用されています。
G2規格リフィル(パーカータイプリフィル)
G2規格のリフィルは国際規格 ISO12757-2 に準拠したリフィルになります。イギリスの高級ペンブランド パーカーが最初にこの規格のリフィルを採用したため、日本では「パーカータイプリフィル」と呼ぶのが一般的になっています。
パーカー以外にもペリカンやファーバーカステル、アウロラ、シェーファー等々、他にも様々な高級ペンブランドで採用されているリフィルの規格になります。
4Cリフィル
4Cリフィルは主に多色ボールペンで採用されている規格の替芯です。海外ブランドに限らず、日本メーカーも多色ボールペンにも使われています。
多色ボールペン以外にも、本体のサイズが小さいボールペンにも採用されています。
高級ボールペンで使えるジェットストリームのリフィル
SXR-600 (パーカータイプリフィル)
パーカータイプリフィルと同規格の替芯が、SXR-600という替芯になります。
こちらは本来「ジェットストリームプライム 回転繰り出し式」という商品に採用されている替芯になりますが、パーカータイプリフィルと同規格なので多くの高級ボールペンと互換性があります。
またペン先が0.7mm、0.5mm、0.38mmの3種類あり、極細にも対応しているため細かく字を書きたい人にとってもおすすめです。
SXR-200 (4Cリフィル)
4Cリフィルと同規格の替芯が、SXR-200という替芯になります。
こちらは元々ジェットストリームプライムの3色タイプや多機能ペンで採用されている替芯になります。4Cリフィルは多色ボールペンの他にも、コンパクトサイズのボールペンでも使われています。
ペン先は0.7mmと0.5mmの2種類のみですが、色が黒・青・赤の3種類から選べます。
最後に
高級ボールペンはデザインがすばらしく、持っているだけで優越感に浸れます。しかしお世辞にも書き味が良いと呼べるものが少ないのも現実です。
高級ボールペンも書くための道具なので、書き味が良い方がツールとしても使いやすいのは言うまでもありません。
「書き味が悪い」と感じた高級ボールペンの替芯が、パーカータイプリフィルか4Cリフィルどちらかの規格なら、是非ジェットストリームの替芯に換装してみてください。見た目が良いだけでなく、書き味の良いボールペンに生まれ変わります。