「伊東屋」といえば銀座に本店を置く文房具屋。高級な筆記具も多く取り扱っており、ビジネスマンでも利用している人は多いのではないでしょうか。
そんな伊東屋が販売しているオリジナルブランドのボールペンが『ROMEO No.3 (ロメオ ナンバースリー)』です。
オリジナルブランドだからと言って侮ることなかれ。ROMEO No.3は高級ブランドも顔負けの、本当に書きやすいボールペンです。この記事では伊東屋 ROMEO No.3の魅力を綴っていきます
デザイン
イタリアンブランドを思わせる美しい色の軸
ROMEO No.3を見て、まず目を惹くのは美しい色でしょう。イタリアンブランドを思わせるマーブル調の軸はとても美しく、高級感があります。
この軸に使われている素材は樹脂になります。ROMEO No.3の軸は棒状の樹脂を削って作っており、そのため個体ごとに柄が異なり、全く同じ柄は世界に二つとありません。
美しいマーブル調のデザインが一本一本オリジナルのものだと思うと、少し優越感に浸ることができます。
腕時計の竜頭をイメージした天金
ROMEO No.3は天金を回してペン先を繰り出す、回転繰り出し式のボールペンです。
天金は腕時計の竜頭をイメージして作られたということで側面には刻みが入っており、摘んで回転させるときに指が滑ることはありません。
また軸と同系色の樹脂が埋め込まれているのがオシャレに感じます。
握り心地と書き味
重量バランスの良く、長時間握っても疲れにくい
外見の美しさもROMEO No.3の魅力ですが、実際に手にしてみて何よりも素晴らしいと感じる点は、重量バランスの良さでしょう。
ペン中央部のロゴが入ったリング部分にぴったりと重心が来るように設計されており、握ったときにしっくりときます。
またリング下からグリップにかけて徐々に細くなっていきますが、細くなっていく曲線が絶妙で、どのように握っても手にしっくりきます。
重量バランスの良さと絶妙なフォルムのおかげで、長時間握っていても疲れにくいボールペンとなっています。
ゲルインクだからスラスラと書ける
高級ボールペンの多くが油性インクを採用している中で、ROMEO No.3は水性のゲルインクを採用しています。b
ゲルインクボールペンなので書き味が軽く、筆圧を込めなくてもスラスラと書けます。またインクの色も濃く、はっきりと黒い字を書くことができます。
リフィルはパーカータイプ
ちなみにROMEO No.3は、ゲルインクボールペンとしては珍しくリフィルはG2規格となっています。いわゆるパーカータイプのリフィルであればROMEO No.3に搭載可能です。
ゲルインクの軽い書き味よりも、書くときに少し力を込める油性インクの方が好きという方もいるでしょう。
後で油性インクにリフィルを交換する…そういった選択もできるのは一つの魅力と言えるかもしれません。
まとめ
更に値段的には10,000円以下で購入可能。ちょっと良いボールペンを持ちたいけど「10,000円以上もするのはちょっと…」と感じる方は多いと思いますが、ROMEO No.3なら手を出せる金額と言えるでしょう。
ちなみに余談ですが、ROMEO『No.3』ということで、過去にはNo.1とNo.2も存在していたそうです。1はなんと大正時代に発売された万年筆で、2は伊東屋100周年を記念して作られた1の復刻モデル。
ROMEO No.3は大正時代からの伝統を汲みつつ、現代に相応しい形で新たに作られた「大人のためのツール」なのです。